このブログを読むことで卵巣嚢腫の漢方での考え方について知っていただけたらと思います。
- 卵巣嚢腫とは
- 卵巣嚢腫の漢方での考え方
- おすすめの食べ物
卵巣嚢腫
卵巣嚢腫とは
卵巣嚢腫は女性の5%~7%程度の方にみられるといわれ、卵巣に液体が溜まった疾患のことです。
90%は良性ですが、大きくなると臓器を圧迫したり、卵巣が捻転する恐れがあります。
- 漿液性嚢胞腺腫:卵巣にサラサラした液体が溜まる。
- 粘液性嚢胞腺腫:卵巣にドロドロとした液体が溜まる。
- 成熟嚢胞性奇形腫:卵巣に皮膚組織、毛髪、骨などの成分が溜まる。
- チョコレート嚢胞:卵巣で子宮内膜が増殖する。子宮内膜症の1つ。
卵巣嚢腫については、youtubeのとら先生🐯産婦人科医様の動画が大変わかりやすいです。こちらの動画を参考にして、病院の受診をおすすめします。
卵巣嚢腫の症状
卵巣嚢腫は初期は自覚症状がありませんが、大きくなると圧迫される症状がでてきます。
- 自覚症状はあまりない
- お腹の張り
- 腰痛
- 便秘
卵巣嚢腫の原因
卵巣嚢腫の原因ははっきりわかっていません。
卵巣嚢腫のなかでもチョコレート嚢胞は、月経血の逆流説が有力とされています。
卵巣嚢腫の治療法
卵巣嚢腫の治療としては、チョコレート嚢胞は薬物治療などが選択されることもありますが、そのほかの卵巣嚢腫は大きさによっては手術で腫瘍を摘出する場合もあります。
卵巣嚢腫の漢方での考え方
漢方で考えると、卵巣嚢腫の原因は痰湿というヌメリです。
痰湿をつくりやすい体質として、気滞、気虚、腎虚があります。
気滞
気の巡りが悪い体質を気滞といいます。
気滞があることで、水の巡りが悪くなり、痰湿をつくります。
気虚
身体の機能が低下した状態を気虚といいます。
気虚になることで、水を排出する機能が低下し、痰湿が溜まります。
腎虚
腎は生命力の源であり、加齢とともに弱っていきます。
腎虚があることで、水を巡らせる働きが弱くなり、痰湿になります。
瘀血
血の巡りが悪い状態を「瘀血(おけつ)」といいます。
瘀血があることで、チョコレート嚢胞を作りやすくなります。
卵巣嚢腫の症状別の漢方薬
実際に漢方で対応するなら、卵巣嚢腫に溜まっているヌメリを追い出していきます。
それにあわせて、痰湿の原因となる気滞、気虚、腎虚に対する漢方薬をつかっていきます。
卵巣嚢腫におすすめの食べ物
ハトムギがおすすめです。
ハトムギがヌメリを追い出してくれます。
漢方薬は体質によって、使用する漢方薬も異なります。
卵巣嚢腫でお悩みの方はお気軽にLINEからご相談くださいませ。