このブログを読むことでご自身にあったPMSの症状を解消する漢方薬を選んでいただけたらと思います。
- PMSの原因
- PMSにおすすめの食べ物
- PMSにおすすめの生活習慣
- PMSにおすすめの漢方薬
PMSの原因は?
PMSの原因は生理前のホルモンバランスの乱れといわれています。
生理前になると、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが急激に下がり、不調を来すと考えられています。
PMSについては、youtubeの助産師さんHISAKO先生の動画がとてもわかりやすいので、ここで紹介させていただきます。
PMSにおすすめの食べ物
PMSの症状の多くは、漢方では気滞が原因です。
気の巡りが悪いことで、イライラ、胸の張り、消化器系の不調がでてきます。
PMSにおすすめの食べ物は香りの良い食べ物です。
- 紫蘇
- 薄荷
- 春菊
- セロリ
- ジャスミンティー
紫蘇、薄荷、春菊、セロリなどの香味野菜やジャスミンティーのような香りの良いお茶もおすすめです。
PMSにおすすめの生活習慣
PMSの症状の多くは気滞が原因のため、気を巡らせることが重要です。
肺をしっかりつかうスポーツ、ジョギング、ウォーキング、もし時間がないときは深呼吸をするだけでも気はめぐっていきます。
- ジョギング
- ウォーキング
- 深呼吸
PMSにおすすめのツボ
三陰交
三陰交(さんいんこう)は陰の経絡である「肝」「脾」「腎」の3つ経絡が通っており、生理不順、冷え、消化器系の働きを整えます。
PMSにおすすめの漢方薬
ちょっとしたことで怒ってしまう方には抑肝散がおすすめ
抑肝散の釣藤鈎・柴胡が気を巡らせ、怒りを鎮めてくれます。
カッとなる方には抑肝散が適しています。
イライラ、胸の張り、生理不順があるときは逍遙散
逍遙散には柴胡・薄荷の気を巡らせる生薬が入り、気滞をめぐらせます。
また逍遙散の当帰・芍薬は血を整えることで、生理不順にも効能効果があります。
のど、胸が詰まる不安には半夏厚朴湯
半夏厚朴湯の蘇葉・厚朴が気を巡らせ、半夏がのどの詰まりをとります。
不安でのどがつかえるようなときは半夏厚朴湯が適します。
気分の落ち込みが強いときは帰脾湯
気分の落ち込みが強いときは血虚の可能性があります。
とくに心の血、肝の血が不足することで、PMDD、気分の落ち込みが強くなります。
気分がふさぎ込む不安には帰脾湯が適しています。
不安で泣いてしまうときは苓桂甘棗湯
不安が強くないてしまうときは甘味で不安を緩めます。
苓桂甘棗湯の甘草・大棗の甘味が泣いてしまう不安を和らげます。
生理痛がひどいときは桂枝茯苓丸
生理痛は血の巡りが悪いことで生じます。
生理痛でお悩みのときは桂枝茯苓丸が適します。
むくみ、めまいがあるときは当帰芍薬散
当帰芍薬散には白朮・茯苓・沢瀉の水を巡らせる生薬が入っています。
また当帰・芍薬・川芎の血を養う生薬が生理を整えます。
めまい、むくみがあるときは当帰芍薬散が適しています。
産後にひどくなったPMSには芎帰調血飲第一加減
産後は気血を消耗した状態です。
気血を補いつつ、めぐらせる働きのある芎帰調血飲第一加減が適しています。
更年期にひどくなったPMSには芎帰調血飲第一加減
更年期になってくると、どうしても気血の不足が生じてきます。
気血を養いつつ、イライラの気を巡らせる芎帰調血飲第一加減が適しています。
PMSにつかう漢方薬といっても、たくさんあります。
どれをつかったらいいのかわからないときはぜひLINEからご相談ください。