- 四十肩、五十肩の原因
- 四十肩、五十肩におすすめの食べ物
- 四十肩、五十肩におすすめのツボ
- 四十肩、五十肩におすすめの漢方薬
四十肩・五十肩の原因は?
四十肩、五十肩は肩関節周囲炎のことをいいます。
四十肩と五十肩の違いですが、40代で発症すれば四十肩、50代で発症すれば五十肩といいます。
五十肩、四十肩の原因は、肩のスジの腱板に炎症が起こっている状態といわれていますが、はっきりわかっていません。
四十肩、五十肩におすすめの食べ物
漢方で四十肩、五十肩の食べ物を考えると、巡らせるものと、補うものに分けて考えます。
- 張ったような痛みの気滞にはジャスミンティーなどの香りのいい食べ物。
- 刺すような痛みの瘀血にはタマネギなどの適度な辛味のある食べ物。
- 関節の腫れがあるときはハトムギ。
- 筋肉が弱ってくる血虚にはたんぱく質。
- 加齢による腎虚には山芋、長芋、里芋の粘り気のある食べ物。
四十肩・五十肩におすすめのツボ
外関
外関(がいかん)は少陽三焦経のツボで、経絡の流れを改善し、腕肩関節痛におすすめです。
四十肩・五十肩におすすめの漢方薬
四十肩・五十肩には二朮湯
- 四十肩、五十肩
- 石灰化の初期
二朮湯には痰湿というヌメリをとる半夏・天南星が入り、四十肩、五十肩に効果を発揮します。
四十肩、五十肩には二朮湯が適しています。
関節を曲げづらいときは薏苡仁湯
- 関節の腫れ
- 曲げづらい
薏苡仁湯の薏苡仁・麻黄が関節の腫れを取り、当帰・芍薬が筋肉の緊張を緩め、関節痛に効能効果があります。
関節を曲げづらいときは薏苡仁湯が適しています。
しびれ、血のめぐりが悪い関節痛に疎経活血湯
- しびれ
- 刺すような痛み
- 血の巡りが悪い
疎経活血湯の当帰・芍薬が筋肉を養い、桃仁・牛膝が血流を改善し、関節痛を緩和します。
刺すような痛み、血の巡りが悪い四十肩・五十肩には疎経活血湯が適しています。
冷えて痛むときは桂枝加朮附湯
- 冷えると痛む
- 温めると楽になる
桂枝加朮附湯の桂皮・附子が身体の奥から温め、止痛に働きます。
冷えて痛む四十肩・五十肩には桂枝加朮附湯が適しています。
体は冷えているが、局所では熱感があるときは桂枝芍薬知母湯
- 冷え性
- 痛みの部位は熱感がある
桂枝芍薬知母湯の附子・桂皮が温め、止痛に働き、知母が熱をとり、関節痛に効能効果があります。
冷え性だが、患部には熱感があるときは桂枝芍薬知母湯が適しています。
加齢による痛み、慢性的な痛みには独活寄生丸
- 加齢による痛み
- 慢性的な痛み
- 高齢者の痛み
- 身体の元気がない
独活寄生丸の杜仲・牛膝が補腎し、当帰・芍薬が血を養い、党参が気を補うように、独活寄生丸には補う生薬が多いです。
補うことで関節痛を緩和します。
高齢者の痛み、慢性的な痛みには独活寄生丸が適しています。
四十肩・五十肩でお悩みの方は気軽にLINEからご相談ください。痛みに悩まない生活を送れるお手伝いをできればと思います。