コレクション: 不安におすすめの漢方薬5選|それぞれの特徴と違いを徹底比較

この記事では、不安に使われる代表的な5つの漢方薬について、それぞれの特徴・違い・使い分けを漢方薬剤師の視点から解説します。読み終えるころには、ご自身の症状に合う1剤が見えてくるはずです。

※はじめにお読みください:強い不安が続いて日常生活に支障がある、パニック発作がある、眠れない日が続く、気分の落ち込みがひどいといった場合は、不安障害やうつなどの可能性があります。まず心療内科・精神科などの医療機関にご相談ください。

この記事の内容

  • 不安と漢方の考え方(血虚と気滞)
  • 不安の漢方薬5つの選択肢
  • あなたに合う漢方薬のセルフ診断
  • 5つの漢方薬の特徴と違い
  • 多角的な比較表(症状/体質)
  • よく似た漢方薬の使い分け(ペア比較)
  • 失敗しない選び方の3ステップ
  • 不安におすすめの食べ物・生活習慣・ツボ

不安と漢方の考え方(血虚と気滞)

漢方では、不安の症状は主に2つの要素から起こると考えます。この2つを理解すると、漢方薬の使い分けがわかりやすくなります。

血虚(けっきょ)|心の血の不足

漢方でいう「心(しん)」は、精神活動をつかさどる場所です。心を養う「血(けつ)」が不足すると、ちょっとしたことで心が動揺し、過度な不安や動悸につながります。眠れない、驚きやすい、といった症状も血虚と関係します。

気滞(きたい)|気の巡りの滞り

ストレスなどで「気(き)」の巡りが滞ると、気分がふさぐ、のどがつかえる、胸がつまる、といった症状が現れます。不安で気持ちが晴れない、ため息が多いといったときは、気滞が関係しています。

不安の症状は、この血虚と気滞が同時に存在することが多いのが特徴です。「心の血を養って不安になりにくくする」処方と、「気を巡らせて気持ちを軽くする」処方を、症状に合わせて選び分けます。

不安の漢方薬|まず知っておきたい5つの選択肢

不安に使われる漢方薬は数多くありますが、当店で特によくご提案するのは以下の5種類です。それぞれの一言特徴を先に押さえておきましょう。

  • 帰脾湯(きひとう):不安で気持ちが落ち着かない・心の血の不足に
  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):気分がふさぐ・のどがつかえるときに
  • 茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう):不安に加えて胸やけ・胃酸の逆流があるときに
  • 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう):驚きやすい・オドオドするときに
  • 苓桂甘棗湯(りょうけいかんそうとう):急に泣く・急に動悸がするときに(頓服にも)

どれも不安に効果が期待できる漢方薬ですが、効くポイントが違うため、誤った選び方をすると効果を感じにくいことがあります。次の章で、ご自身に合うタイプをセルフ診断してみましょう。

あなたに合う漢方薬は?5つのタイプ別セルフ診断

以下の質問に答えていくと、ご自身の不安のタイプとおすすめの漢方薬がわかります。

STEP1:不安に伴う症状はどれに近いですか?

  • 気持ちが落ち着かない・眠れない・疲れやすい → 「帰脾湯タイプ」
  • のどがつかえる・気分がふさぐ → STEP2へ
  • 驚きやすい・オドオドする → 「桂枝加竜骨牡蛎湯タイプ」
  • 急な動悸・急に泣いてしまう → 「苓桂甘棗湯タイプ」

STEP2:のどのつかえ・気分のふさぎがある方

  • 胸やけ・胃酸の逆流はない → 「半夏厚朴湯タイプ」
  • 胸やけ・胃酸の逆流もある → 「茯苓飲合半夏厚朴湯タイプ」

診断結果の見方

  • 帰脾湯タイプ:落ち着かない・眠れない
  • 半夏厚朴湯タイプ:のどのつかえ・気分のふさぎ
  • 茯苓飲合半夏厚朴湯タイプ:不安+胸やけ
  • 桂枝加竜骨牡蛎湯タイプ:驚きやすい・オドオド
  • 苓桂甘棗湯タイプ:急な動悸・急に泣く

セルフ診断はあくまで目安です。複数のタイプにまたがる場合や、判断に迷う場合は、漢方薬局でのご相談をおすすめします。

不安の漢方薬5選|それぞれの特徴と違いを徹底比較

ここからは、5つの漢方薬の特徴を「効くタイプ」「配合生薬」「他の漢方薬との違い」の3点から詳しく解説していきます。

①帰脾湯(きひとう)

こんな方におすすめ

  • 不安で気持ちが落ち着かない
  • 不安で眠れない
  • 疲れやすく、気力がわかない
  • くよくよ考えてしまう
  • 貧血気味・顔色が悪い

配合生薬と働き

人参(にんじん)・黄耆(おうぎ)・白朮(びゃくじゅつ)・茯苓(ぶくりょう)・酸棗仁(さんそうにん)・竜眼肉(りゅうがんにく)・遠志(おんじ)・当帰(とうき)などで構成されています。酸棗仁・竜眼肉が「心の血」を養い、人参・黄耆が「気」を補うことで、不安になりにくい体質へと整えます。心と体の両方の消耗を補う処方です。

他の漢方薬との違い

帰脾湯の最大の特徴は「心の血を養って補う」点に特化していることです。気を巡らせる半夏厚朴湯が「滞りを流す」のに対し、帰脾湯は「不足を補う」処方です。疲れやすく、考えすぎて眠れない、気力が出ないという、消耗・虚弱タイプの不安に最適です。体質改善として継続的に使います。

②半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

こんな方におすすめ

  • 不安で気分がふさぐ
  • のどがつかえる・のどに何か詰まった感じ
  • ため息が多い
  • 気分が晴れない
  • ストレスを感じやすい

配合生薬と働き

半夏(はんげ)・厚朴(こうぼく)・茯苓(ぶくりょう)・蘇葉(そよう)・生姜(しょうきょう)で構成されています。蘇葉・厚朴が滞った「気」を巡らせ、茯苓が気持ちを落ち着かせます。のどの異物感(梅核気=ばいかくき)の代表処方で、ストレスでのどがつまる感じに特によく使われます。

他の漢方薬との違い

半夏厚朴湯の最大の特徴は「気の巡りを整える」点に特化していることです。帰脾湯が「補う」処方なのに対し、半夏厚朴湯は「滞りを流す」処方です。のどのつかえ・気分のふさぎという「気滞」の症状がはっきりしている方に向きます。胸やけや胃酸の逆流も伴う場合は、茯苓飲合半夏厚朴湯が適しています。

③茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)

こんな方におすすめ

  • 不安に加えて胸やけがある
  • 胃酸の逆流・げっぷがある
  • みぞおちのつかえ感
  • 胃腸の調子が不安と連動する
  • のどのつかえと胃の不調が同時にある

配合生薬と働き

半夏厚朴湯に「茯苓飲」を合わせた処方です。茯苓飲は茯苓・白朮・人参・枳実・橘皮・生姜からなり、胃腸の働きを整えて余分な水分や停滞を取り除きます。蘇葉・厚朴・枳実が気を巡らせて不安を和らげると同時に、消化管の運動を助けて胸やけ・逆流を改善します。

他の漢方薬との違い

茯苓飲合半夏厚朴湯の最大の特徴は「不安と胃の不調を同時に整える」点です。半夏厚朴湯が「のどのつかえ・気分のふさぎ」中心なのに対し、こちらは胸やけ・胃酸の逆流といった胃腸症状が加わったケースに向きます。不安になると胃が痛む、逆流性食道炎を併発しているといった方に適しています。

④桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

こんな方におすすめ

  • 驚きやすい・ビクビクする
  • オドオドしてしまう
  • 不安な気持ちが込み上げやすい
  • 神経が高ぶって落ち着かない
  • 比較的体力がなく、疲れやすい

配合生薬と働き

桂枝湯(桂皮・芍薬・大棗・生姜・甘草)に、竜骨(りゅうこつ)・牡蛎(ぼれい)を加えた処方です。竜骨・牡蛎は鉱物・貝殻由来の生薬で、高ぶった精神を鎮め、不安な気持ちを落ち着かせる働きがあります。桂枝湯が体の表面を整え、神経の過敏さを和らげます。

他の漢方薬との違い

桂枝加竜骨牡蛎湯の最大の特徴は、竜骨・牡蛎による「精神を鎮める」働きです。帰脾湯が「補う」、半夏厚朴湯が「巡らせる」のに対し、桂枝加竜骨牡蛎湯は「高ぶりを鎮める」処方です。驚きやすい、オドオドする、不安が込み上げやすいという、神経過敏タイプに最適です。比較的体力のない方向けです。

⑤苓桂甘棗湯(りょうけいかんそうとう)

こんな方におすすめ

  • 急に動悸がしてくる
  • 急に泣いてしまう
  • 不安や緊張で動悸が出そうになる
  • 発作的に不安が高まる
  • 動悸が出たときの頓服がほしい

配合生薬と働き

茯苓(ぶくりょう)・桂皮(けいひ)・甘草(かんぞう)・大棗(たいそう)で構成されています。甘草・大棗の甘味が緊張を緩めて気持ちを落ち着かせ、桂皮・茯苓が突き上げてくる動悸を鎮めます。発作的な動悸・不安に対応する処方です。

他の漢方薬との違い

苓桂甘棗湯の最大の特徴は「発作的な動悸・不安に頓服でも使える」点です。他の4剤が体質改善として継続的に使うのに対し、苓桂甘棗湯は動悸が出たとき・出そうなとき・不安で泣いてしまうときに、その場で服用することもできます。発作的な症状への即効的なサポートとして役立ちます。

5つの漢方薬を多角的に比較

5つの漢方薬の違いを、複数の視点から一覧で比較してみましょう。

【比較表①】不安に伴う症状別の適応

漢方薬 不眠・疲れ のどのつかえ 胸やけ 動悸
帰脾湯 ◎ 強い × × ○ あり
半夏厚朴湯 ◎ 強い × ×
茯苓飲合半夏厚朴湯 ◎ 強い ◎ 強い ×
桂枝加竜骨牡蛎湯 ○ あり × × ○ あり
苓桂甘棗湯 × × × ◎ 発作的

 

【比較表②】体質・タイプとの相性

漢方薬 タイプ(漢方的) 向いている方
帰脾湯 血虚(心の血の不足) 疲れやすく考えすぎる方
半夏厚朴湯 気滞(気の滞り) のどのつかえ・ストレスがある方
茯苓飲合半夏厚朴湯 気滞+胃の停滞 不安と胃の不調が連動する方
桂枝加竜骨牡蛎湯 神経の高ぶり 驚きやすく体力がない方
苓桂甘棗湯 発作的な動悸 突発的な不安・動悸がある方

 

【比較表③】使い方と特徴

漢方薬 使い方の目安 特徴
帰脾湯 1〜3か月の継続 体質改善型、じっくり養う
半夏厚朴湯 2週間〜数か月 気の滞りを流す、比較的早く実感も
茯苓飲合半夏厚朴湯 2週間〜数か月 不安と胃の不調を同時にケア
桂枝加竜骨牡蛎湯 1〜3か月の継続 神経過敏の体質改善に
苓桂甘棗湯 継続+頓服も可 動悸時にその場で服用もできる

 

よく似た漢方薬の使い分け|ペア比較で違いを深掘り

「2つの漢方薬で迷う」というご相談も多くいただきます。よく比較されるペアを取り上げ、それぞれの違いと選び方を解説します。

帰脾湯 vs 半夏厚朴湯|不安の根本タイプの使い分け

不安の漢方薬を選ぶうえで、最も基本的な使い分けです。漢方的な原因が異なります。

  • 疲れやすく、考えすぎて眠れない(血虚) 帰脾湯
  • のどがつかえ、気分がふさぐ(気滞) 半夏厚朴湯

帰脾湯は「心の血を補って養う」処方、半夏厚朴湯は「滞った気を巡らせる」処方で、アプローチが正反対です。不安には血虚と気滞が同時にあることも多く、その場合は両方を組み合わせることもあります。まずはご自身の不安が「消耗・虚弱タイプ」か「ストレス・つまりタイプ」かを見極めましょう。

半夏厚朴湯 vs 茯苓飲合半夏厚朴湯|のどのつかえタイプの使い分け

どちらも気を巡らせてのどのつかえ・不安を和らげますが、胃の症状の有無で選びます。

  • のどのつかえ・気分のふさぎが中心  半夏厚朴湯
  • それに加えて胸やけ・胃酸の逆流もある 茯苓飲合半夏厚朴湯

茯苓飲合半夏厚朴湯は、半夏厚朴湯に胃腸を整える「茯苓飲」を合わせたものです。つまり、半夏厚朴湯では胃の症状までカバーしきれない場合に、胃腸ケアを足した処方です。逆流性食道炎を併発している、不安になると胃が痛むという方は茯苓飲合半夏厚朴湯が向きます。

桂枝加竜骨牡蛎湯 vs 帰脾湯|落ち着かないタイプの使い分け

どちらも体力が低めの方の不安に使えますが、症状の出方で選びます。

  • 驚きやすい・オドオドする・神経が高ぶる 桂枝加竜骨牡蛎湯
  • 疲れやすい・考えすぎる・気力がわかない 帰脾湯

桂枝加竜骨牡蛎湯は竜骨・牡蛎で「高ぶりを鎮める」処方、帰脾湯は「不足を補う」処方です。神経が過敏になってビクビクするタイプには桂枝加竜骨牡蛎湯、エネルギー不足でくよくよするタイプには帰脾湯が向きます。

苓桂甘棗湯 vs 桂枝加竜骨牡蛎湯|動悸・不安が高まるときの使い分け

どちらも不安で高ぶる気持ち・動悸に使えますが、症状の現れ方で選びます。

  • 急に・発作的に動悸や不安が高まる 苓桂甘棗湯(頓服にも)
  • 日常的に驚きやすく、オドオドが続く 桂枝加竜骨牡蛎湯(体質改善)

苓桂甘棗湯は「発作的な動悸・不安」にその場で対応でき、頓服的にも使えます。桂枝加竜骨牡蛎湯は「日常的な神経過敏の体質」を継続的に整える処方です。突発的な症状か、慢性的な体質かで使い分けます。

不安の漢方薬の選び方|失敗しない3ステップ

ここまでの内容を踏まえて、ご自身に合う漢方薬を選ぶための実践的な3ステップをご紹介します。

STEP1:不安に伴う一番の症状を確認する

不安と一緒に出る、もっとも気になる症状を1つ思い浮かべてみましょう。

  • 眠れない・疲れやすい → 帰脾湯
  • のどのつかえ・気分のふさぎ → 半夏厚朴湯
  • 驚きやすい・オドオド → 桂枝加竜骨牡蛎湯
  • 急な動悸・急に泣く → 苓桂甘棗湯

STEP2:胃腸の症状を確認する

のどのつかえタイプの方は、胃の症状の有無を確認します。

  • 胸やけ・胃酸の逆流がない → 半夏厚朴湯
  • 胸やけ・胃酸の逆流もある → 茯苓飲合半夏厚朴湯

STEP3:慢性か発作的かを確認する

最後に、症状が日常的に続くものか、発作的なものかで判断します。

  • 日常的に続く不安 → 帰脾湯・半夏厚朴湯・桂枝加竜骨牡蛎湯(継続)
  • 発作的な動悸・不安 → 苓桂甘棗湯(頓服も活用)

選び方のコツ

不安の漢方薬は、まず「補うタイプ(血虚)」か「巡らせるタイプ(気滞)」かを見極めるのが基本です。そのうえで、のどのつかえ・胃の症状・動悸といった具体的な症状で絞り込みます。不安には血虚と気滞が同時にあることも多く、組み合わせることもあります。

  • 迷ったときは漢方薬剤師に相談
  • 症状が変わったら処方も見直す
  • 強い不安が続く場合は医療機関へ

不安におすすめの食べ物・生活習慣・ツボ

漢方薬とあわせて、日々の食事・生活・セルフケアを整えることで、不安になりにくい体質づくりをサポートできます。

おすすめの食べ物

不安の多くは「気滞(気の滞り)」と「血虚(血の不足)」が同時にあることが多いため、両方に働きかける食材がおすすめです。

気の巡りを良くする(気滞向け)・香りの良い食べ物

  • 紫蘇(しそ)
  • 薄荷(ハッカ)
  • 春菊
  • セロリ
  • ジャスミンティー

血を補う(血虚向け)・色の濃い食べ物

  • 色の濃い野菜(人参、小松菜など)
  • 黒胡麻
  • 肉類
  • 魚類

おすすめの生活習慣

不安の症状は、気の滞りと虚弱体質が同時にあることが多いため、「気を巡らせながら、体に無理をさせない」のがポイントです。

  • ウォーキングで気を巡らせながら、適度に体を動かす
  • 血を消耗しないよう、スマホの使いすぎに注意する
  • 睡眠をしっかりとり、心の血を養う

おすすめのツボ|内関(ないかん)

内関は手首の内側、手首のしわから指3本分ひじ寄りにあるツボです。心包経(しんぽうけい)に属し、パニックや動悸がみられるときに、ゆっくり押すと気持ちを落ち着かせる助けになります。

漢方薬を選ぶときによくある質問

Q. 不安障害や不安神経症でも漢方薬は使えますか?

漢方薬は不安の症状の緩和や体質改善に役立ちますが、不安障害・不安神経症・パニック障害などと診断されている場合は、まず医療機関での治療が基本です。漢方薬は、医療機関の治療とあわせて補完的に使うか、医師に相談のうえで取り入れるのが安心です。自己判断で処方薬をやめないようにしてください。

Q. 病院の薬(抗不安薬)と漢方薬は併用できますか?

基本的に併用可能です。抗不安薬や抗うつ薬で症状を抑えつつ、漢方薬で体質を整え、医師と相談しながら少しずつ西洋薬を調整していくという方もいらっしゃいます。必ず処方医と漢方薬局の両方に併用していることをお伝えください。

Q. 複数の漢方薬を併用してもいいですか?

不安の漢方薬同士の併用は、薬剤師の判断のもとで行うことがあります。不安には血虚と気滞が同時にあることが多いため、帰脾湯と半夏厚朴湯を組み合わせるといった使い方もあります。自己判断での併用は避け、専門家にご相談ください。

Q. 漢方薬はどのくらいで効きますか?

のどのつかえや動悸など、気の巡りに関する症状(半夏厚朴湯・苓桂甘棗湯)は比較的早く実感する方もいます。一方、体質改善型(帰脾湯・桂枝加竜骨牡蛎湯)は1〜3か月かけてじっくり整えます。苓桂甘棗湯は動悸時の頓服としても使えます。

Q. 眠れないときにも効きますか?

不安で眠れない場合、心の血を養う帰脾湯が役立つことがあります。不眠が主症状の場合は、酸棗仁湯など睡眠に特化した処方を組み合わせることもあります。ご相談ください。

Q. 効果を感じない場合はどうすればいいですか?

数週間試して変化を感じない場合は、タイプが合っていない可能性があります。症状を見直して別の処方に切り替えるか、薬剤師に相談して調整しましょう。不安が強まる・日常生活に支障が出る場合は、医療機関の受診を優先してください。

自分に合う漢方薬がわからない方へ

ここまで読んでも「複数のタイプにまたがっている気がする」「セルフ診断では決めきれない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

不安の症状は個人差が大きく、同じ不安でも体質や背景によって最適な処方が変わります。当店では、症状の経過・体質・生活習慣を丁寧にうかがった上で、お一人おひとりに合った漢方薬をご提案しています。

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不安は、漢方薬と生活習慣の見直しを組み合わせることで、少しずつ穏やかな毎日へと近づけていける症状です。漢方で不安を和らげるお手伝いができればと思いますので、お気軽にLINEからご相談ください。

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