煎じ薬、はじめての方へ

煎じ薬の特徴

煎じ薬を服用にあたって、なぜ煎じ薬を服用しないといけないのか、疑問に思われると思います。

煎じ薬の特徴は「成分がすべて入っていること!」です。

「粉薬」の製造の流れは、煎じた薬液に顆粒をつくるための添加物を入れ、薬液を蒸発されることで、顆粒や細粒ができます。
薬液を蒸発させる工程があることで、粉薬の場合は熱に弱い成分が揮発してしまいます。
煎じ薬の場合は、煎じた薬液をそのまま服用するので、成分が飛んでいることはなく、本来の成分がまるごと入っています。
 

煎じ方

煎じ薬が不安な方は、煎じた経験がないことだと思います。

煎じるのは簡単です!煎じるのは1日1回だけで、30分待つだけです。数日もすると慣れてきて、何も思わなくなる方がほとんどです。

はじめは煎じるのは抵抗があると思いますが、簡単です!すぐに慣れるので安心してください。

煎じ方の手順

・お鍋を用意。土瓶、ガラス、アルマイト、ステンレス、ホーロー、アルミなどのお鍋で煎じてください。鉄以外であれば大丈夫です。
お水500mLに生薬のティーバッグ1つ(できればティーバッグを開封したほうが抽出率が良い)をいれて、中火か強火で沸騰させてください。
・沸騰したら、とろ火で30分間煮詰める。
・煮詰めると200~300mLの薬液がとれるので、それを3回か2回に分けて服用してください。
・1回分はその場で服用し、残りの分は冷蔵庫にいれて保存してください(防腐剤など一切はいっていないため)。
煎じ方で気になることがあれば、LINEでも構いませんので、お問い合わせください。
飲み方:漢方薬はお腹空いているときに服用してください。食前→食事の30分以上前に 食間→食後をして2時間以上。漢方薬は香りも重要になります。 煎じ液を服用する際は可能であれば、 レンジ、鍋で温めてから服用してください
ティーバッグのまま煎じる場合:なべに500mLの水をいれる なべは鉄製でなければOK。弱火~中火で沸騰させる 沸騰したらとろ火で煮詰める。30~40分間、煮詰める 煮詰めたらティーバッグを取り出す。取り出した後の薬液(200~300mL)が 1日分となります 3回に分けて、お飲みください
ティーバッグから出して煎じる場合:なべに500mLの水をいれる なべは鉄製でなければOK。弱火~中火で沸騰させる 沸騰したらとろ火で煮詰める。30~40分間、煮詰める 煮詰めたら茶こしでこす。取り出した後の薬液(200~300mL)が 1日分となります 3回に分けて、お飲みください。
ティーバッグのまま煎じるのか 袋を開けて煎じるかの違いは?:ティーバッグのまま煎じる場合。・メリット 最後に茶こしでこす手間がなくなる ・デメリット 生薬と水が接する面積が減ってしまう。ティーバッグを開けて煎じる場合。・メリット 生薬と水が接する面積が大きくなる ・デメリット 最後に茶こしでこす手間が増える
煎じた薬液の使用期限:保存料は入っていないので、煎じた液は 冷蔵庫に入れ24時間以内に服用してください。生薬の使用期限:生薬の期限は長いものを使用していますが、 使用期限は1年程度を目安にしてください。保管方法:湿度の低い、直射日光のあたらないところ 冷蔵庫の保管も可能です (湿度の高い野菜室は避けてください)。当薬局では保管しやすいように チャック付きビニール袋に入れ、郵送いたします